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園だより

給食だより

和光こども園の食育計画

対象

【3~5歳児】

年間目標

・友達と楽しく食事する喜びを味わう
・好き嫌いなく何でも食べ、食事のマナーを身につける
・食材、作ってくれた人たちすべてに感謝の気持ち、命の大切さを知る
・行事に関心を持って参加し、季節の食材に興味を持つ。

期ごとのねらい

◆Ⅰ期(4~6月)
・友達と一緒に、楽しい雰囲気の中で食事を食べる
・正しい手洗いの仕方を知り、身につけていく
・野菜の成長に関心を持ち、水やりなど世話をする
・水分補給を自ら行い、健康に過ごす

◆Ⅱ期(7~10月)
・水分補給を自ら行い、健康に過ごす
・野菜を育てる中で食べることに感謝の気持ちを持ち、命の大切さを知る
・旬の野菜や食材を知る
・箸の使い方や食器の扱い方を正しく身につけながら食事のマナーを知っていく

◆Ⅲ期(11~3月)
・食べ物と体の関係について知る
・不慣れな食べ物や嫌いな食べ物を自ら食べようとする
・行事食に興味を持って食事をする
・食事に必要なマナーを守って食事をする

園における食育

農林水産省によれば、様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実現できる人間を育てること、と定義されている。 食育基本法や食育推進基本計画を基に食育活動を進める。

食育の目標

子どもたちが生涯にわたって健康的に生活していけるように、「食を営む力の基礎を培う」ことを目標に食育を実施する。
乳幼児期の食体験はそれ以降の成長に大きく影響するものであり、大人になってから正しい食生活が送れるか、食事中のマナーが守れるか、などの「食事に関する意識」は、子どもの頃の食育によって変わると考える。

食育の目的

厚生労働省の『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~』では、子どもたちが食育を通じて、以下のように育っていくことを期待している。
① お腹がすくリズムのもてる子ども
② 食べたいもの、好きなものが増える子ども
③ 一緒に食べたい人がいる子ども
④ 食事づくり、準備にかかわる子ども
⑤ 食べものを話題にする子ども
これらは保育所保育指針にある保育の目標を、食育の観点から考えて表したものであり、この理想像を目指して活動を行う。

食育を実施することの効果

・食事の食べ残しが減り、集中力や学習能力をアップできる
保育園で食育活動を行なうことで、子どもは毎日規則正しく食事を摂ることやバランスのとれた栄養素を摂取することの重要性を理解する。それにより食に対する関心が強まり、好き嫌いや食べ残しが減るなどの効果が出る。

・偏った食事を予防し、体力や免疫力をつける
子どもが食育を学ぶことで食事の好き嫌いが減り、偏った食事の予防になる。実際に保育園で提供される給食はバランスがとれており、少なくともそれを残さず食べることでムラなく栄養素が摂取できる。
また、バランスのとれた食事を摂ることで、体力や免疫力の向上が考えられる。逆に、塩分や脂質が極端に多いなどの偏った食事を続けていると、病気をしやすくなったり、心身の成長や発育の妨げになったりする恐れがある。

・感謝の気持ちや食事のマナーを身につける
保育園での食育活動では、農家の人々や調理をする人、食材となる動物などに対する感謝の気持ちが芽生えることも、子ども達にもたらされる良い効果の1つである。また、保育園の給食においては、仲間と楽しく同じものを食べる喜びが感情を豊かにする。そして食育を通して基本的な食事のマナーも身につく。これは、同じ食卓を囲む人と気持ちよく食事をするためにも重要なことであり、将来公的な場でマナー違反をして恥をかくなどの失敗を防ぐことにつながる。保育園で食育を行うことで、食事の際の姿勢や食事前後の挨拶、箸やスプーンの使い方など、身につけておきたいマナーを子どもの頃から自然に楽しく身につけることができる。

厚生労働省の食育に関する指針とねらい

厚生労働省発表の「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」 では、現代の若者の朝食欠食や思春期やせなど、食を原因とした問題を解決する一助として乳幼児の食育の重要性が説かれてる。
そして、保育園における食育のねらいとして以下の「目指すべき子ども像」を挙げられている。
1.お腹がすくリズムのもてる子ども
2.食べたいもの、好きなものが増える子供
3.一緒に食べたい人がいる子ども
4.食事づくり、準備にかかわる子ども
5.食べものを話題にする子ども
この目指すべき子ども像を念頭に置き、実際に行う食育活動の内容を考え、食育計画を立てる。